外観のリノベーションはどのようなもの？

 

リフォームは、家の外装だけでも行えることを知っていますか。

 

家の外装は、家を見たときの印象を決定づけるために非常に大切なものです。また外装は、見た目の印象だけではなく、家そのものの内部を守る目的もあります。

 

今回は、家の外観の印象を一新するリフォームについて詳しく紹介したいと思います。

 

* どのような種類があるのか
* 費用はどれくらいかかるのか
* リフォームのメリット
をより深く理解できます。

 

種類と費用について

リフォームというと、内装の間取りを変えたり、バリアフリーにすることなどを想像する人が多いのではないでしょうか。
しかし実際には、外観を変えるためのリフォームを行う人も少なくありません。

 

外観を変えるためのリフォームには、
* 外壁や屋根の塗装を塗り直す
* 外壁を張り替える
* 屋根を葺き替える

 

などの種類があります。
それぞれがどのようなもので、費用はどの程度かかるものなのかについて、詳しく解説したいと思います。

 

外壁や屋根の塗装の場合

外観が変わったことが最もわかりやすいのが音壁や屋根の塗装を変えることです。
家の外側の印象を変えることで、家を美しく見せたり、違う印象にすることができます。

 

さらに、塗装を塗り替えることで、防水性や断熱性に優れた素材に変えることができます。
ただし、塗料の種類や家の建て方、外壁や屋根の種類などによって、異なる場合があります。

 

外壁の張り替え

外壁の印象を変えたいだけではなく、ひび割れなどの老朽化が見られる場合には、積極的に外壁の張り替えを検討したほうが良い場合があります。

 

30坪の住宅の場合では、150万円から230万円程度の費用が、相場だと言われています。
外壁の張り替えは、どのような素材にするかによって費用が異なり、選べる素材が数種類存在することが多いです。

 

このため、希望する素材と予算を業者に相談すると良いでしょう。

 

屋根の葺き替え

屋根は、老朽化していれば葺き替えが必要で、メンテナンスが重要です。

屋根が古くなって仕舞えば、害獣が入り込んだり、雨漏りなどが発生する場合もあります。

 

これらが起きれば、屋根だけではなく、家の内部も傷んでしまうことになります。
30坪の住宅の場合では、95万から240万程度が相場だと言われています。

 

掛かる費用は
* 屋根の瓦の種類（本瓦かスレート瓦か）
* 葺き替えの方法
* 新しくする瓦の種類
などによって、異なります。

 

外観リフォームのメリット

ここまでは外壁や屋根を張り替えたり、葺き替えるときに、どの程度の費用が掛かるかを紹介しました。
では外観をリフォームすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

イメージを新しくする

外観をリフォームすると、まず家の印象を新しくできるというメリットがあります。
新しく建ててから、年数が経過している家でも、外観をリフォームすることで、まったく新しい印象の家に帰ることができます。

 

古かったものが新しくなることで、見た目が変わり、周りへの印象も良くなるというメリットがあります。

 

建物内部の傷みを防ぐことができる

外観をリフォームすると、建物自体の内部の傷みを予防し、保護することもメリットの一つです。
外観を気にかけて手入れをすることは、見た目の印象に気を配っていることだけではありません。

 

屋根や外壁などは、それぞれの傷は小さくても、そこから傷みが広がってしまうこともあります。また小さな傷が別の傷みや害を引き起こすことも考えられます。

 

このため、定期的に気にかけてメンテナンスしていることで、建物自体を長く持たせることができたり、大掛かりな修繕に至る前に傷みを最小限に留めることができます。

 

より長く家そのものを保たせるためにも、外観のリフォームをすると良いでしょう。

 

売却しやすい

定期的に手入れやメンテナンスがされていたり、外観のきれいな家は、売りに出したときに、購入者が見つかりやすいというメリットもあります。

 

良い状態で管理されていた家であれば、資産としての価値も上がるため、外観のリフォームを行うことはメリットの一つと言えるでしょう。

 

誰でも古い家より、新しいデザインが取り入れられた家を買いたいと思うものです。

 

新しい素材には耐久性も取り入れよう

外壁や屋根の場合には、素材をどのようなものにするかによって、リフォームに掛かる費用が変わります。
誰でもできるだけ費用をかけたくないと思うことでしょう。

 

しかし、良い素材を選ぶことで、耐久性を高くすることができ、長い目で見るとコストを抑えられるときがあります。
耐久性を重視した素材を選べば、費用は高くなってしまいます。

 

しかし、メンテナンスまでの期間を長く保つことができたり、修繕しなければならない事態の発生が少ないなどのメリットがあります。
このことが、トータルのコストを抑えることに繋がるのです。

 

フルリノベーションとの違い

フルリフォームやフルリノベーションと、外観だけのリフォームは、どのような点に違いがあるのでしょうか。
まず、家全体を修繕したり、新しくすることをフルリフォームやフルリノベーションと言います。

 

家の柱などの骨格以外のすべてを新しくしてしまうことです。このため、大掛かりの工事になることがほとんどです。

工事に掛かる期間も長く、一時的に住まいを変える必要がある場合もあります。

 

これに対して、外観リフォームは、部分的な工事で済むにも関わらず、家の印象を新しくすることができます。

 

また、外壁や屋根などの傷みを未然に防ぐことにも繋がり、新しい印象だけでなく、家の間取りなどを変えなくても家そのものを守ることもできます。

 

◾︎とめ

ここまで、家の外観のリフォームについて
* 掛かる費用
* リフォームの種類
* 外観をリフォームすることのメリット
などについて詳しく解説しました。

 

外壁や屋根のリフォームは、確かに手軽な価格でできるものではないかもしれません。

 

しかし、定期的に手入れやメンテナンスが行われていたり、新しいデザインが取り入れられた外観を持つ家は売りたいと思ったときに、購入者がつきやすいというメリットがあります。

 

また、外観をリフォームすることは、美しい印象を手に入れるだけはなく、外壁や屋根が傷んでしまったり、大掛かりな修繕が必要になることを未然に防ぐこともできます。

 

さまざまなメリットがあるのが、外観リフォームなのです。
自分が希望する外観リフォームが、どの程度の費用で行うことができるかなど、一度専門の業者に相談してみてはどうでしょうか。