ー住宅リフォームの流れを知ろう！成功させるためのポイントも紹介ー

住宅リフォームを検討している方は、予算や時間をしっかりと計画し、工事を成功させたいと思うものです。リフォームを成功させるには、リフォームの流れを理解し、注意点を押さえておくことが大切です。

 

この記事では、リフォーム工事の流れを解説するとともに、主に水回りとリビングのリフォーム内容や計画する際のポイントを紹介します。

 

お住まいのリフォームをご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

リフォームを始めるときに行うこと

リフォームを始めるにあたってすべきことは、家族との話し合いと家族の希望を具体化する作業です。

 

以下で詳しく見ていきましょう。

 

 

1．内容を家族で話し合う

リフォームの第一歩は、今の住まいで改善したい点をご家族で話し合うことです。たとえば、キッチンの使いにくさや部屋の狭さなど内装の問題から、夏は暑く冬は寒いといった断熱や構造の問題も洗い出します。

 

ポイントは、家族全員の意見を聞くことです。リフォーム後の暮らしに満足できるように、全員で話し合いましょう。

 

また、将来の生活サイクルの変化についても考慮するのもおすすめです。5年後、10年後を見据えて、バリアフリー化や二世帯住宅への改築の可能性も検討すると良いでしょう。

 

 

2．家族の希望を具体化する

リフォームの次のステップは、話し合いで出たご家族の希望を具体化するために情報を集めることです。雑誌や本、インターネットに掲載されているリフォームの施工事例などを参考にし、イメージを膨らませましょう。

 

導入する設備に迷った場合は、住宅メーカーやリフォーム会社のモデルハウスを見学し、実際に触れて使い心地を確認することをおすすめします。

 

 

 

水回りリフォームの流れと注意点

住まいのリフォームを検討する際に多い、キッチン・浴室・トイレなど水回りとリビングへの工事の流れについて、費用も含めて紹介します。

 

 

キッチン

キッチンリフォーにかかる費用は、約100万円から200万円です。IHまたはガス、コンロの数、食洗機の導入なども検討しましょう。

 

キッチンリフォームのポイントとして、作業台の高さは頻繁に使用する人の身長に合わせることをおすすめします。

 

リフォームの流れは、以下の通りです。

 

1. 1．既存キッチンの解体・撤去
2. 2．床の下地補修
3. 3．給排水工事
4. 4．新しいキッチンの取り付け、調整

 

全体で約6日間かかります。

 

 

浴室

浴室のリフォーム費用は約80万円から120万円です。採用する壁や床の素材によって、水はけやメンテナンス方法が異なります。高齢者がいる家庭では、安全性を考慮して手すりやヒートショック対策の暖房乾燥機の取り付けを検討することをおすすめします。

 

浴槽のみを交換する工事は約1日で終わりますが、ユニットバス全体の交換は約4日かかります。リフォームの流れは以下の通りです。

 

1. 1．既存ユニットバスの解体
2. 2．新しいユニットバスやドアの取り付け
3. 3．水道・電気工事
4. 4．浴室内の内装工事
5. 5．手すりや暖房乾燥機の設置

 

 

トイレ

トイレのリフォーム費用は、約30万円から40万円です。クロスや床などの内装も一緒に変える場合は、約100万円程度になることが一般的です。換気扇の取り付けや、防臭効果の高いクロスへの変更もおすすめです。

 

アジャスターで調整できるトイレなら配管工事が不要で短時間で済みますが、配管工事が必要な場合は配管や内装工事を含めて約3日から5日かかります。

 

 

リビング

リビングのリフォームにかかる費用は、約100万円から150万円です。リビングを広く使えるよう、間仕切りや収納棚についても念入りに計画しましょう。

 

また、家具の配置によってコンセントの位置も変わるため、リフォームの際に使いやすいレイアウトに変えるのもおすすめです。

 

工事期間は、フローリングの張り替えに約3日、クロスの張り替えには約2日かかるのが目安になります。

 

 

 

リフォーム業者を探す

リフォームを成功させるために大切なのは、適切なリフォーム業者を探すことです。多くの業者が現地調査や見積もりは無料で行っているので、比較するためにも複数依頼すると良いでしょう。

 

リフォーム業者にはさまざまな規模のものがあります。たとえば、クロスの張り替えと部屋の増築では得意とする業者が異なるため、自分の希望するリフォームに対応した業者を見つけることが重要です。

 

住宅メーカーは、あらゆる構造の住宅に対応でき、増築や二世帯住宅への改築などを安心してまかせられます。モデルハウスやショールームがある点は住宅メーカーの強みではあるものの、設計者と施工スタッフの役割が分かれているため、費用が高くなる傾向があります。

 

一方、地元の工務店に依頼すると、中間マージンが発生せず、費用を抑えることが可能です。内装や外壁の更新、ユニットバスの交換など部分的なリフォームには最適で、費用が安く、工期も短いというメリットもあります。

 

 

 

リフォーム業者と契約する

リフォーム業者に現地調査を依頼し、見積書の内容に納得ができたら、契約に移ります。業者を選ぶ際は、金額だけで決めず、導入する設備や機器、工事の範囲が正確であること、担当者の態度が信頼できるかについても確認しましょう。

 

リフォーム後の保証に義務はないものの、アフターサービスを行うリフォーム業者に依頼すると、手抜き工事がされにくく、問題が発生したときも安心です。依頼するリフォーム業者がアフターサービスに対応しないという場合は、保証期間内に補修請求を行った証拠を文書で残しておきましょう。

 

 

 

リフォーム工事の開始

契約を締結したら、リフォームの流れも終盤に差しかかり、いよいよ工事を開始する段階です。リフォームを行う際、増築する部分がある場合は、建築確認の申請が必要です。建築確認とは、設計図書の内容が法律に違反していないかをチェックする作業で、アレルギー対策や防火対策などを検査するために、工事に入る前に行われます。

 

リフォームの補助金や助成金を受け取りたい場合は、自治体に申請する際に証明書や図面を求められることがあるため、事前にリフォーム業者に確認しましょう。

 

リフォーム工事が完了したら、引き渡しを行い、終了となります。

 

 

 

まとめ

住宅のリフォームを行う際は、まずご家族で話し合いを行い、希望を具体化させることが大切です。業者への依頼の際は、相見積もりを取り、費用だけでなく工事の内容や担当者の信頼性も確認し、最適な依頼先を決めましょう。

 

アフターフォローも充実した業者であれば、施工後のトラブルにも柔軟に対応してもらえるため安心です。