ーリビングのリフォームでお気に入りの空間へ｜快適さアップのコツー

 

住まいのリフォームは、現在の家を見つめ直し、空間のあり方を考えるきっかけとなります。なかでも、家族が共有する場所であり、来客を迎える機会も多いリビングルームは、特にこだわりたい箇所の一つです。

 

リビングのリフォームで、家族全員がくつろげるお気に入りの空間を実現しましょう。

 

この記事では、リビングの快適さを向上させられるリフォーム方法についてお伝えします。リビングリフォームを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

リビングのリフォームとは

リビングルームのリフォームには、間取りごと変える大がかりなものからクロスの張り替えのみといったものまで、さまざまな方法があります。目的や予算に応じて、ご家庭に適したリフォーム内容を検討しましょう。

 

間取りの変更を含めたリフォームを行う場合は、リビングに隣接するダイニングやキッチンとのつながりについても考えることが大切です。大規模なリフォームとなるためコストや時間がかかりますが、リフォーム後は部屋の印象を一変させられます。

 

また、住み心地の良さや快適さを向上させるために、床面やクロスを張り替えるなど経年劣化が気になる部分のみリフォームを行う方法もあります。一部分のみなので比較的ローコストに行え、作業時間も短く済む点が魅力です。

 

改善したい部分や理想を明確にしたうえで、実現するためのリフォーム方法を検討してください。ご家族で話し合い、意見を交換することで、住む人全員が暮らしやすい共有スペースをつくれます。話し合いの際は、誰か一人に決定権を委ねるのではなく、家族の総意でリフォーム内容を決定することが大切です。リフォームを通じて、家族の絆を強めることにもつながるでしょう。

 

 

 

間取り変更を伴うリビングリフォームのポイント

間取り変更を伴うリビングリフォームでのポイントは、以下の2つです。

 

1．改善点をリストアップする

2．動線を考えた間取りにする

 

順に詳しく解説します。

 

 

1．改善点をリストアップする

LDK全体の空間を見直し、間取り変更を伴うリフォームを検討する場合は、まず現在の住宅における不満や気になる点をリストアップしましょう。リストアップすることで可視化され、リフォームプランがイメージしやすくなります。

 

たとえば、「リビングとダイニングに一体感を持たせたい」「キッチンとリビングの行き来がしづらい」など、改善したい点をすべて書き出します。書き出したうえで、不満を解消できる間取り変更を検討するのがおすすめです。

 

 

2．動線を考えた間取りにする

快適な空間づくりにおいて重要なのは、動線を考えた間取りにすることです。スペースが狭く動線が限られていると、移動のたびにストレスを感じる可能性があります。キッチン・ダイニング・リビング間の動線がスムーズであれば、ストレスフリーに室内を移動でき、家族全員が快適に過ごせます。

 

動線を考える際は、空間の3Dシミュレーションができるアプリの利用がおすすめです。図面を引くのは大変ですが、シミュレーションアプリを使えばご自身で簡単にレイアウトの変更ができます。

 

シミュレーションアプリを用いることで、圧迫感のない空間であるか、無理なく動ける余裕があるかといったことを確認しやすくなります。

 

たとえば、家族が対話しやすいLDKにしたい場合は、LDKの間に仕切りのない間取りにするのも一つの方法です。キッチンとリビングの間に仕切りがない間取りなら、調理をしながら家族の様子を見守れます。小さな子どもや介護を必要とする家族がいる場合、一体感のあるスペースは安心感を提供できるでしょう。また、手伝いが必要なときにも家族に声をかけやすい点も、LDKを一体化するメリットです。

 

 

 

床材変更を行うリビングリフォームもおすすめ

現在の間取りに大きな不満はないものの、リビングの床や壁紙の劣化が気になってきた場合は、床面やクロスの張り替えリフォームがおすすめです。共有スペースであるリビングの床やクロスがきれいに生まれ変わると、リビングで過ごす時間がより快適になります。

 

床面を張り替える際は、カーペットからフローリングに変更するといった床材の変更もおすすめです。カーペットと比較してフローリングは汚れが付着しにくく、手入れが簡単な点がメリットです。水拭きで清潔感を保ちやすく、リビングの床を綺麗に保てるでしょう。

 

一方、クッション性のあるカーペットは滑りにくく、転倒事故を防ぎやすいというメリットもあります。柔らかいカーペットは、素足で歩いたときの快適さも魅力の一つ。小さな子どもや高齢者がいるご家庭では、カーペットの方が安心と感じる方も多いでしょう。

 

カーペットとフローリングの双方のメリット・デメリットを考慮して、床材選びを行ってください。

 

カーペットからフローリングへの変更は、リビングのリフォームとして頻繁に行われる例であり、多くのリフォーム業者が対応しています。工事の見積もりを取り、費用や時間を確認したうえで、納得できる金額と内容を提示してくれる信頼できるリフォーム業者に依頼しましょう。

 

 

 

リビングのリフォームで収納スペースを増やせる？

リビングリフォームによって収納スペースを増やすのもおすすめです。日本の狭い住宅事情では、収納スペースが不足していることに悩むご家庭も多いでしょう。

 

階段下などのデッドスペースを有効活用し、収納スペースを設置することで、置き場所に困っていた物をすっきり収納でき、空間をより広々と見せることが可能になります。

 

また、リビングの壁面に収納スペースを設置するリフォームも人気です。壁面にテレビボードを設置すれば、生活に必要な物を収納したり、趣味のものを飾ったりするスペースを増やせます。ブルーレイプレイヤーやゲーム機などテレビに関連するアイテムのほか、アルバム・雑誌といったリビングで使う機会が多い物を収納するのに便利です。

 

 

 

まとめ

リビングルームのリフォームは、暮らしの快適さを向上させるうえで大いに役立ちます。LDK全体の間取り変更を伴う大がかりなリフォームはもちろん、床面や壁紙の張り替えといった部分的なものもおすすめです。また、階段下やリビングの壁面に収納スペースを設置するリフォームも人気があります。

 

リビングリフォームを検討する際は、家族みんなで改善したいことを話し合いながらリストアップし、目的や叶えたいことを明確にするとプランが立てやすくなります。リフォーム業者とも相談しながら、リビングをより心地よい空間につくり上げましょう。